2019.9.24-9.29 
JINEN GALLERY

展示のタイトルは
生活の中で生まれた感情からつけることがほとんどです
 
 DMの作品「ゆきどけ」は
一昨年の冬にみつけたものを描きました
 
雪が降った次の日 
玄関をでたところに雪が固まって
氷のようになったものがありました 
透きとおっていて
ずっと心に残る美しさでした 

ここ数年の作品は
あるかなしみを感じながら描いていました
 
このかなしみは
おそらくずっと残るし 
消えてはいけないものだろうと思います 
 ただかなしいだけでなくて
その中に幸せもつまっているからこそ 
とても重く大きく感じていました
 
でも、最近そのかなしみを包んでくれる
ひかりを感じるようになりました 
かなしみは消えないけれど
あたたかさを感じる方が強くなりました 
そして、今だなと思って描き始めたのが
「ゆきどけ」です
 
心の雪解けを感じれた
そういうしあわせと 
ずっとあるかなしみとを
感じながら描きました
 
「ひかりのけはい」とつけたから
ひかりそのものも描こうと思い 
今回小さいサイズで3点制作しました
 
描き方も少し変えたりしたのもあって
 自分としては不安に思いながら出展したのですが 
このひかりシリーズがいいという方が多くて
とてもうれしかったです 
今後への気づきになった作品なのかもしれません
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