2020.9.8-9.13
JINEN GALLERY
2020年
みなさんこれまで想像したことのない日々を過ごされたと思います
私は緊急事態の時もそれから先も
大変な環境の中仕事をしていた訳ではありません
でも、高齢者と同居する生活や
色々な情報に触れる中で
心が動かなくなる日もありました
いつも絵にするモチーフは
ふとした瞬間にときめいたものを
写真に収めているものが元になっています
でも、外出の機会がほとんどなかったことと
心が動かなくなった日も多かったこともあり
今年出会った”ときめき”はとても少ないです
DMの作品は
4月の終わり頃
久しぶりにカメラを持って庭に出たときにみた
雨粒の先ににじんでひろがっていた色を描きました
今まで、心が動かなくなったときに
やわらかくしてくれるきっかけは
少しの隙間からさしこむ光だったなということ
それから、昨年の個展のときに
JINEN GALLERY さんが書いてくださった
「そこに存在する美力を信じている」
という言葉を思い返しました
(少し落ち着いた9月の開催でしたが
いつもより控えめにご案内いたしました)
みにきてくださった方々には本当に感謝しています
色々お話しする中で...
日常としていたものが変わってしまって
暮らしや幸せについて考えることが
それぞれの日々の中で
より多くなったように感じました
そして、そういうお話を作品の前でできたのは
とても印象的な時間でした
今までも、これからも
私の日常の中でみつけた"ときめき"を
うつしとっていきたいです